製紙産業、産廃の最終処分量削減目標を達成
循環型社会形成に向け、産業廃棄物の最終処分量削減に自主目標をかかげて取り組んでいる製紙産業の自主行動計画が、最終目標年度の2010年度でも目標を達成したことが、日本製紙連合会のフォローアップ調査で確認された。リーマンショック後は生産減に伴って発生量も減少していたが、10年度は景気の持ち直し基調から生産量もプラスに転じ、それにつれて産業廃棄物が増加。しかし再資源化による有効利用などにより最終処分量が抑制、再資源化率は過去最高を2年連続して更新した。製紙連はこのフォローアップ調査結果を経済産業省および日本経団連に報告した。
それによると、10年度の製紙産業の産業廃棄物発生量は589・1万トン。前年度比12・1万トン増えた。紙・板紙生産量が2・4%プラスに転じたことによる。これに対して廃棄物の減容は312・5万トンで09年度比9・0万トン増えた。また再資源化も同6・3万トン増の246・8万トンとなり、減容も再利用も不可能なため最終処分に回されたものは29・7万トンとなり、前年度比3・2万トン減少した。
製紙産業の産業廃棄物最終処分量の自主目標値は、「2010年度までに有姿量で45万トンまで低減」。10年度はそれを15・3万トン下回ってクリアした。製紙産業の産業廃棄物最終処分量は1990年度に250万トンを超えていたが、2000年度には60万トン台にまで削減。以降徐々に削減が進んでいた。
(紙之新聞)
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