9月のアジア紙市況、香港市場は盛り上がり欠く
日本紙パルプ商事販売推進営業本部業務担当がまとめた9月の海外市況概況によると、香港の一般市況概況は本来なら需要期であるにもかかわらず、市場は閑散としており、盛り上がりがないまま不需要期に向かう雰囲気だ。
欧米も景気低迷で出版物の輸出は低調に推移し、売掛金の回収も難しくなっている模様で、中小のみならず比較的大手プリンターの中にも経営が危ぶまれている所が出ていると一部で話題になっている。
紙商は在庫の早期消化に務めているが、大手プリンターも受注に苦慮している状況で、中小からの注文はさらに減少し、販売努力の一方で、販売先の支払能力の見極めにも注意を払っている状況だ。
需要停滞の中でも、中国をはじめとする新マシンの稼働により供給能力は着実に増えており、一部を除けば市中価格は下落傾向が続いている。
香港のコート紙は依然低調な荷動きに終始。一方で、中国を中心とする新マシンはコート紙を重点に、稼働が徐々に増えてきており、丁重な紙需要の中で売り込みを加速すれば価格は下落する。
(紙之新聞)
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