王子製紙、ピラシカバ社を100%子会社化
王子製紙は9月22日、ブラジル・サンパウロ市にある感熱紙およびノーカーボン紙製造のピラシカバ インダストリア デ パペイス エスペシアイス イパルティシィパソニス有限会社の株式100%を取得し、子会社化することを決議したと発表した。29日には株式の引渡しを受けて社名を「王子 パペイス エスペシアイス有限会社」に変更した。
ピラシカバ社は王子製紙が1989年から感熱紙およびノーカーボン紙の技術を供与している同国のフィブリアセルロース社のピラシカバ工場が前身。フィブリアセルロース社の感熱紙、ノーカーボン用紙の製造販売の拠点として年間約12万トン(2010年実績)を生産している。同工場の事業を3億1300万米ドル(約240億円)で王子製紙が買収することでこの8月に両社が合意、売買条件覚書を締結し、9月1日に有限会社として設立していた。
王子製紙は感熱紙、インクジェット用紙、ノーカーボン紙、粘着紙などの事業をイメージングメディア関連事業としてグループ展開。国内では神崎、日南の両工場、海外ではタイにOPT、OLTの2社、中国に王子特殊紙上海、ドイツにKANZAN、アメリカにKSPの各社を展開している。今回の南米での持分取得により、「グループのイメージングメディア事業はより一層のグローバル化を図れる」としている。
(紙之新聞)
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