大王製紙、井川意高会長が辞任
大王製紙は9月16日、井川意高代表取締役会長の辞任を発表した。午後5時過ぎ、同社東京本社から徒歩数分の鉄鋼会館会議室で行われた記者会見には佐光正義社長、阿部敏洋常務ら3人が出席。
井川氏が個人的に連結会社から借入れをしていたが(現在残高約55億円)、これにつきガバナンス上の問題があり、本人から辞任の申し出があったという。
時系列の説明によると、9月7日に関連事業部担当部長(関係会社の総務部長)から「個人的にオーナー一族に貸すのは問題ではないか」との連絡があった。調査すると、平成22年度決算では23億5000万円が当時の井川社長に貸し付けられていた。今年3月末までに18億円から20億円の返済があった。,
その時の決議も契約書も担保もない。厳しい監査法人を通っているので細かいチェックはしておらず当然大丈夫だと認識していた。しかし、その後も4月から9月まで関係会社7社から同様に約60億円、合計約84億円を借入れ、現金と有価証券でこれまで約30億円を返済している。
使途については関係会社52社に関して出資の形跡はなく、関係会社から連絡を聞いた時点で直接本人に聞いたが答えがないので何らかの理由がある。事態を重視し先週末か今週初め(9日から12日)に、責任を取って「お辞めいただくしかない」と伝え、本人も動揺していたが本日(16日)辞表提出し完全にグループから辞任した。
(紙之新聞)
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