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日本製紙・栃木県農業試験場、ナシの安定生産方法を共同開発

 日本製紙と栃木県農業試験場はこのほど、ニホンナシの苗が良好に生育し、なおかつ近年の課題であった果実生理障害を低減させる生産技術を開発したと発表した。
 ニホンナシには、「幸水」や「豊水」などの品種があり、この2品種で全国のニホンナシ生産量の60%以上を占めている。ニホンナシの苗は接木で供給されており、種から育てられた野生種のヤマナシやマメナシを台木として用いている。種から育てられた苗は遺伝的に多様なため、栽培品種である「幸水」や「豊水」などの接木苗の生育がばらついたり、果実が生理障害を起こすなどの問題が生じている。
 そこで、日本製紙の独自の発根技術である「光独立栄養培養技術」により、「幸水」や「豊水」の発根率は60%以上に改善され、挿し木苗を効率的に生産することができるようになった。さらに栃木県農業試験場において、これらの挿し木苗を「盛土式根圏制御技術」を用いて栽培した結果、従来の接木苗と比較して、苗の生育が良好で、「豊水」では果実生理障害の発生を減らすことが確認できた。
 日本製紙と栃木県は、今回開発した高品質で安定的に果実を生産できる技術の適用・拡大をはかり、ニホンナシの有用品種の普及を促していくとしている。
                               (Web業界紙)


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